山下河岸跡の斜面林

住所 水子2876

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概要

新河岸川舟運の山下河岸は、享保18年(1733)頃の開設と考えられています。河岸場は岡坂橋の上流で木染橋下流右岸に位置し船問屋は、茗荷屋(林家)、山田屋(田中家)の2件があり、所沢・三富・水子からの野菜、穀物、薪などを運んだといいます。茗荷屋は七代続き、明治末に廃業したと思われます。「山田屋」は三代続き大応寺の「銭額」、「巨大な墓」、「天保の道しるべ」などが残されており、当時の羽振りが偲ばれます。現在は河岸の面影を見ることができませんが、船着場付近の地形が斜面林の中にわずかに残っています。