竣功記念碑の内容を写す
富士見市みずほ台土地区画整理事業
竣功記念碑
埼玉県知事 畑 和 書
碑文
みずほ台駅設置と急激な都市化に対処する百年の大計と2大目標達成の為、みずほ台土地区画整理組合が誕生した。昭和44年新都市計画法に即応する為、地元有志相計り、富士見町長指示のもとに準備委員会を結成して地権者の統合に努めた。かくして紆余曲折の苦難を経ながら3箇年、昭和46年12月知事の認可を得、翌1月18日組合が結成された。
面積87.4ha、地権者599名、資金計画13億8,500万円、5箇年計画で発足した。埼玉県都市整備公社の適切な指導と委託事業の敏速な処理、役員・職員の熱意・組合員の理解と協力等すべて人の和、時の運を得て仮換地の公平な実施で信頼を売ることができた。また、都市計画街路進展で事業の偉大性を認識し、石油ショック時の資金源の重要性を強く確認、時代の変化と経済の変動等により事業計画を変更すること4回、4箇年の期間延長により、資金計画32億2,500万円を費やし 全地域に上水道、分流式下水道、舗装道を完備、駅前広場の充実、更に、東武鉄道の理解と協力を得て 昭和52年10月21日みずほ台駅開設となり、地域住民の喜びとなりました。本組合もこれを祝して駅前広場中央の東口に瑞光、西口に和と称する記念施設によってみずほ台の前途限りない発展を象徴した。
回顧すれば準備委員活動以来11年 ついに2大目標を達成し県下に誇り得る姿で完成、この程全国土地区画整理組合連合会長から、最も卓越した模範事業として第18回総会席上栄誉に輝く表彰を受賞致しました。本事業を通して組合員600余名の偉大なる力を感ぜずにはいられません。
国、県、市当局並びに関係各位の永年の御指導御協力を心から感謝し、完成の喜びと致します。
茲に竣功記念碑を建立し、この偉大なる成果を永遠に伝え都市整備事業の範とする。
昭和54年12月吉日建立
富士見市みずほ台土地区画整理組合
事業概要
区画決定 昭和46年3月23日 施行期間 自昭和46年12月21日
設立認可 昭和46年12月21日 至昭和55年 3月31日
設立総会 昭和47年1月18日 総事業費 3,225,000,000円
事業完成 昭和55年3月31日 道路延長 24,439m
施行面積 873,668㎡ 水路延長 764m
駅前広場 東口 5,000㎡
西口 5,000㎡
公園施設 7箇所 26,303㎡
保留地 31,026㎡
減歩率 平均23.22%