「ふるさとの思い出」の台石と説明版がありました
2021/11/07 18:02:56
浦所バイパスに沿って、石井緑地公園など台地側を歩いていたらの、「ふるさとの思い出」の台石と説明板がありました。ふるさとの思い出をひとつでも残そうと、個人で立てられた看板です。開発が進むなかで、このような観点での記念碑など必要ではないかと思い、頭を下げてしまいました。その内容です。
明治44年に前耕地の耕地整理が行われ、それに伴い前の小川も田の用水として生まれ変わり、同時に洗い場の台石4台が置かれました。お母さんたちが洗濯をしながらの社交場となって、特に朝夕は大きな笑い声が聞こえていました。
子どもたちは春には魚取りをしたり、初夏にはホタルが飛び交うの見ながら夕涼みを楽しんだものです。
しかし、この用水も汚染が進み、平成の初めにコンクリートの水路に代わって台石も撤去されました。今、我が家の前に残された1台の石を見ると、当時の懐かしさが蘇って来ます。
高橋覚次